アライアンス教団
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資料集
教派別日本基督教史
1933年12月28日刊
10 日本協同基督教會 (舊日本アライアンス教會)
日本協同基督教會の日本傳道は明治28年に始まる。同教會は1889年 (明治22年) 米國に於てエー・ビー・シンプソンがクリスチャン・エンド・ミッソナリー・アライアンス・ソサイテイと稱する傳道教會を起して傳道事業を始めたに起源するのである。同氏は各地の傳道を開始したが、28年に至って、日本の傳道を志して来朝し、各地に傳道をなした。それが同教會の日本に於ける活動の最初である。 同教會は教派を超越し基督に基いて協同傳道を為すを目的とする團體である。その信仰箇條の如きものはなく、只聖書を神の言葉と信じ、聖書そのまゝの福音を傳へんとするものである。その主張するところも、基督を救主、聖別主、神癒主、再臨の主と信ずる點であり、凡ての基督教信者は一體である事等である。基督は大一致者である。聖霊によりて各信者に内住している。故に、凡ての基督教信者は教派を超越して一大一致を為すべきである。その事實をハッキリ自覚する事が最も必要の事である。と主張している。而して次の契約をなす。
現在の教勢は甚だ振はない状態である。傳道地は廣島縣、岡山縣、島根縣、愛媛縣、山口縣等に於て行はれ、廣島縣の傳道最も優勢である。教會講義所の数は35、内6は自給獨立の教會である。教師の数は22名である。教會員の数は文部省宗教局の統計 (宗教行政第5號所掲) によれば、673名である尤もこの外、文部省、届出のないものも相當にあるので、基督教年鑑の統計によればこれより遙かに多くなっている。 教育事業、社會事業共に振ふていないが、傳道者養成のための『日本アライアンス神學校』が廣島市に設けられている。因に、同派はもと日本アライアンス教會と稱していたもので、昭和6年4月、現在の日本協同基督教會と改まったのである。 |
日本アライアンス教団 東城キリスト教会
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