説教ノート
2007年4月22日 主の2007年復活節第3<顕現>主日
「救いの恵み2: 神の選びの確かさを知る」
ローマの信徒への手紙9章6-13節(新共同訳)
序論
- 今日の箇所では、ローマ2章で扱った問題を確認し、ユダヤ人同胞が、他人を裁きながら、自分も罪の中に生きていることと神の選びの確かさを確認する。
本論
- ローマ9章6-7節: イスラエルへの神の選びは、神の主権によるのです。
- 6-7節: パウロは、同胞イスラエルが、神から引き離されてはいないと信じる。
- ですから、神の約束のことばは無効になったわけではありません、と宣言する。
- 無効にするとは、-から落ちる、船が正しい航路からはずる、(花が)落ちる、散るという意味をもっている。
- イスラエルが漂流しているのです。神の主権・選択権は不変です。
- ローマ9章8-9節: イスラエルへの神の選びは、愛と真実の約束に基づく。
- 8-9節: パウロは、創世記18章10節のことばで約束のことばの成就を語る。
- 創世記17章16-21節で、神は、アブラハムに、神はご自身を現し、サラによって男の子を与えると仰せになり、彼と永遠の契約を結ぶと宣告された。
- 神の約束をアブラハムも、サラも、心の中で笑うが、神はその確かさを示された。
- ローマ9章10-13節: イスラエルへの神の選びは、神の計画に基づく。
- 10-13節: パウロは、神の選びの主権について論じています。神の選択は、人間の善悪や性格の良し悪しによって行なわれないことも語る。
- 12節: パウロは、創世記25章23節を引用、神の召し・選びを強調する。
- 13節: パウロは、マラキ1章2節を引用、神の選びの理由、動機を示します。
- わたしはヤコブを愛し、エサウを憎んだと、神の選びは、神の愛の計画で、 自己依存せず、愛をもって仕える器をお求めなのだというのです。
結論
- 神のことばは、愛の神の約束のことばです。
- アブラハムやサラさえも、神の約束のことばを素直に聴くことができませんでしたが、神の側で彼らを信じ、愛し抜いて、約束の成就をもって、神の約束のことばが、愛を動機としたものであることを啓示してくださったのです。
- 神の召し・選びは、神の愛に動機を求めることが大事です。
- 神の計画とは、ローマ8章28節でも確認した通り、供えのパンで、祭司の奉仕の心を導くため、幕屋の中に置かれたたものです。祈り深く、パンに与りましょう。
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