説教ノート
2007年3月18日 主の2007年復活前第3主日
「神の栄化1: 神による解放の希望に生きる」
ローマの信徒への手紙8章18-27節(新共同訳)
序論
- 征服者真実は、被征服者に生きる希望を与えますが、征服者には、産みの苦しみがあります。
本論
- ローマ8章18節: 神の子は、神の御子の苦しみ・呻きを負っているのです。
- 18節: パウロは罪に定められない勝利者生活の苦難を確認しています。
- 神の子は、神が天の御国で賜る栄光に与る希望とともに、地上の肉体での苦しみ・欲情支配の現実に生きています。
- 欲情は、パウロを苦しめてきた律法の命令に反逆させ、主イエス様のからだである主の弟子たちへの迫害の元凶でした。
- 神の子は、心の思い・判断力を御霊の原理に置く責任・負債を負っています。すなわち、御霊にその弱さを告白できることが、神の恵みです。
- ローマ8章19-25節: 神の秘造物も、解放の時を待望し・呻いているのです。
- 19節: 被造物は、創造の意味です。ここでは、人間以外のすべてのものです。
- 相続人は、被造物の呻き、産みの苦しみの解放にも、責任・負債があります。
- 19-22節: 私たちは、虚無に服して、支配者の意のままになっている被造物の現況を知っています。その事例は、地球温暖化、自然燃料の使い尽しです。
- 23-25節: キリスト者・神の子の呻きです。被造物も、神の子もともに、神の解放の時を待望して呻いているのです。
- ローマ8章26-27節: 神の御霊も、解放の時を待望し・呻いておられます。
- 最終的には、被造物も、キリスト者・神の子も、共同の相続人の主を復活させて下さった聖霊の呻き・執成しの祈りを必要としています。
- 聖霊は、被造物や神の子・キリスト者と違って、罪を犯されないお方ですから、弱さ・虚無の思い・判断力・人間の心を探り窮め、呻いて下さるお方です。
- どのように祈ったらよいか分からなくなる時も、聖霊は、言葉に言い表せない呻きをもって執成し祈って下さるのです。
結論
- 教会は、主のからだですから、魂の知情意のみならず、思い・心においても、神の傍にいる祈りの共同体でありたいと願います。
- ひとりひとり、からだと心を呻きの主・聖霊に密着させ、執成しの心をもって、新しい天と新しい地の実現を待望・希望する祈り手とされたいと願います。
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