説教ノート
2006年12月24日 主の降誕記念日クリスマス主日
「滅びを招く罪の本質8: 義人のいない世界のさばき」
ローマの信徒への手紙3章9-20節(新共同訳)
序論
- 己の義をたてると、よく言います。人はその義を否定されると、その義を肯定してくれるものを探し求め始めます。
- パウロは、3章9節で、「義人はいない。ひとりもいない」と宣言します。
- パウロは、「義」(1:17)は神のもので、人のものではないと言っているのです。
本論
- ローマ3章9-18節;すべての人は、罪の支配下にある。
- 9節;罪の支配には、ユダヤ人と異邦人の区別はなく、「すべての人」が罪の 支配下にあることをパウロは示します。
- 10b-18節;人の罪の本質が、「旧約聖書」の引用で、実証される(黒崎師)。
<1>罪の心(10a-12)、<2>罪のことば(13-14)、<3>罪の行為(15-17)、<4>不信・畏敬 欠如(18)、です。 - 本来人は、「神の正しさ、神の栄光」を表現する被造物の一部として創造されたのに、罪に埋没してから、己の義をたてる心、口、生活に支配されるようになった。また、そうなることを神から啓示されていたアダムとエバだったのです。
- ローマ書3章19-20節;罪からの救いは、キリスト・イエス様の救いに頼る外ない。
- 19節;パウロは、律法を神が与えてくださった目的は、ユダヤ人だけでなく、すべての人を「神のさばき」の下に置くためだった告白しています。
- 人の裁判には、法律に基づく裁定で、裁判官自身の心は欠如している。
- 神は、ダビデが詩篇14篇2節で告白していますように、「主は天から人の子らを見おろして、神を尋ね求める、悟りのある者がいるかどうかをご覧になって」さばいておられるのです。
- 20節;すべての人に何が最も必要であるかも、主はご存知で、新しい生活規範を与えるため、十字架の死をもって、古い律法の終わりとなられました。
結論
- 「神の義」は、神のもので、人が「神の義」に与るには、「神の真実」による外ない。私たちは、「神の義」の中に生かされたい。
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