説教ノート
2006年11月26日 主の降誕前第5主日
「滅びを招く罪の本質4: 隠された罪とさばき」
ローマの信徒への手紙2章12-16節(新共同訳)
序論
- パウロは、2章1節から突然に、同胞ユダヤ人の本質的罪をも指摘します。
- 心の実体を隠す罪は、常に、負い目・うしろまたさが伴います。
- 罪の負い目を持つ心は、自由がなく、神の赦しを受け入れません。
本論
- ローマ2章12-13節: 神の律法を行う者が正しいのです。
- 13節: 律法は、守る定めで、罪に定める(1)は、有罪判決です。
- 律法を行なえとの申命記5章33節の神の命令は、神が創造されたすべての人間に与えられていると、パウロは指摘します。
- ユダヤ人(1:18-32)も、「弁明できない」歴史があるのです。
- 規範(ノルム)なき社会組織はありません。
- ローマ書2章14-15節: 神の律法は、人の心に書き込まれているのです。
- ガラテヤ5章5-6、13-14節:人は、心の定めを愛の中で理解しました。
- 愛のない結婚は、数知れず破綻して来たことを人は知っています。
- 良心<ともに見、知るの意>(15)も、心の律法と一緒に証言すると、言います。
- 人の「思い」は、「責め合い」、「弁明し合い」、「相互にふたりだけのところで」の関りを持っているとも、パウロは、言います。
- その心に必要なのは、神の慈愛の律法で、すべての人の心に刻まれています。
- ローマ書2章16節: 神は、心の律法に従って、裁かれます。
- 神の裁きは、心の律法従って、「キリスト・イエス様」が実行されます。
- 主イエス様は、人の思いと神の思いを「愛の相互の関係に」されました。
- 「隠されたこと」が、終わりの日、神の思いとの結びつきの中で問われるのです。
- 真実な「良心」は、しっかり見て、知って、神の「正しい」判決と受け入れます。
結論
- 1:17節: 神は、神が与えた心の律法に聴き従う、その信仰を義とされます。
- 神信仰は、心の律法を全うされた主イエス様の十字架の死と復活を通して、主イエス様の信仰として、啓示されたのです。
- 主イエス様を罪からの救い主と信じて、心に主をお迎えすることによって、主ご自身が、主を救い主と信じるすべての人の「愛の律法」となって下さるのです。
- 「相互にふたりだけのところで」という関わりで神の慈愛、神の思いやりを受け入れる心の生活者には、神の国の嗣業の用意が聖書によって見えるのです。
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